戻る

                 さわりんV 3 (1973年〜197年)

2016年10月の月間配信曲紹介。
さわりんV 3 (サンプル曲) 

銀河経由コスモス行きカオス号
(1976年) 未完
  (1976年)
腕を引けば (1976年) 「おでこの君は」から

銀河経由コスモス行きカオス号 (1976年)

あの群れを成してる星屑には
揺れに揺れるカオス号が似合う

そして満員の中であなたと   
そして僕とあの群れを
突きっきる 突きっきる 突きっきる んんんん

ああっと言う間に地球では生まれた子供は
もう白髪のお爺さんになってる
なんて唄っている間に地球はもう滅びてしまい
跡形も無く消えてしまっている
僕が生きている以上これは完全犯罪 でもちがう

飛んでいけ 飛んでいけ
銀河経由コスモス行きカオス号
らんらんらんらんらんらんらららん
銀河経由コスモス行きカオス号


ポンとなってピンとなって星達に当たっても平気だ
飛び行く後は花火のように美しい
光の速さで飛んでいるから歳をとる事がないからいいもんだ
隣の子がまた可愛くてさっきからにこにこしている
だって僕達の乗り物は銀河経由コスモス行き カオス号 

飛んでいけ 飛んでいけ
銀河経由コスモス行きカオス号
らんらんらんらんらんらんらららん
銀河経由コスモス行きカオス号


対 夏 (1976年)

朝から
早起き支度をしてギラギラ太陽天辺に
上がらぬ内にと
夏には辛いものがイイインドカレーの
マル優を使う
グツグツと溶けてただれてく
林檎に卵に人参玉葱
煙草を一服お肉にカレー粉 みんな入れたし
味見て辛子に味見て醤油
煙草を一服お肉に胡椒 味付けも出来たし
日が昇る時間が無い
林檎に卵に人参玉葱
煙草を一服お肉にカレー粉 みんな入れたし
味見て辛子に味見て醤油
味見てお塩に味見て胡椒 味付けも出来たし
お皿に開けて底が付いて食べる内から
これしか無いのは
何故でしょね

昼から
折りからの胸焼けで何もする気がしないで
時々ゲップが出て
もう直ぐ天辺に来る御天道さん
吃驚仰天滝のような汗が流れる
ぶるぶると震え痙攣
頭痛に動悸吐気に高熱
煙草を一服汗疹に目眩 温度は急上昇
神社の御水にキャンデークリーム
煙草を一服シェイクにビール 一歩も退けはしない
日が昇る時間が無い
頭痛に動悸吐気に高熱
煙草を一服汗疹に目眩 温度は最高潮
神社の御水にキャンデークリーム
煙草を一服シェイクにビール 一歩も退けはしない
着ている服が汗で歩きずらくて転びずらくて一声
叫んだよ

あれから
早起きはもう止めて押入れの中で
ジッと待つ事に耐える
目元真っ黒髭ボーボー引かれ者の
哀れみをさらけ出して
ビービーと顔のわりに可愛く
林檎に蜜柑にチェリーにカレー粉
煙草を一服蓮根辛子 何やら思い出し
神社の御水に味見て醤油
煙草を一服キャンデークリーム 
何やらヒヤリとする
一声叫んでみたら
頭痛に動悸吐気に高熱
煙草を一服汗疹に目眩 再び震え出す
馬鹿のアホの間抜けの火男
メンコのチョンコの被れのチンポコ
色々言っみる
襖を開けて外を覗きながらも
ビールに手を出したそうに
待ちますか


腕を引けば

君はお母さんを 待っていた
湯上りの火照った顔が 大人しく
君を好きだなんて 言いそうで
手拭いを借りて 顔をぬぐった

僕より遠くを見ているような瞳で
この頃の事を懐かしそうに話す

とてもジッとしていられず
細い腕を引き
夕日に向かって駈け出しさえすれば
誰にも負けないで誰にも邪魔されず
ずっとずっと遠い所へ
行けそうで腕を引いた

君は夕飯の 支度より
夕焼けを見ているほうが 好きなんだ
だから「まだいいの」なんて 聞けないし
何時までもこうして いようと思った

僕より遠くを見ているような瞳で
この頃の事を懐かしそうに話す

雨に濡れたばかりの
芝生の上を
駈けた出した足が可愛かったのに
楽しかった事も悲しかった事も
遠くへ行けば想いでになるのか
君は別れを告げた


03:10






批評、感想、酷評は任せます。



戻る