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             十字路のアイソタイプ (1974年)

2008年、9月の楽曲紹介。

十字路のアイソタイプ 前編 (1974年) 

十字路のアイソタイプが シンボルの扉を開け 映画でも観ようかなと考え イスに座る
12時には少し間がある 今日は天気がいい 今日は気分もいい 今日は日曜日
琥珀色のホットが 意味有りげな波を立て 砂糖を垂らすと 嗚呼とうとう沈んじゃった
ステンドグラス張りの 窓の外では 走馬灯スライド模様 色を変えて動く
お店の時計を見ると 長針は12時を指し 長い髪を分けながら 君は入ってくるだろう


彼女も人を待っているのか 時計を見ながら そわそわしている 向かいの女の子
壁にはモナリザの 複製がかかっている 優しい微笑みが 僕の目を奪う
それにしても君は遅い 遅れた事はないのに 化粧をしているにしても 余り変わらない顔
2本目のタバコを取り 何気なく火を点ければ 恋人が入って来るって よくあるストーリーなのに
君は何故か来ない 時間も場所も合っているのに 壁に掛かった時計が 容赦なく急ぐ


電話をかけようか 外に出てみようか 車に轢かれたのではと 要らない心配をする
向かいの女の子も 待ちきれないらしく 小銭を取り出し 電話をかけている
十字路のアイソタイプが シンボルのマッチを取り出し シーハーシーハー 暇を持て余す
向かいの女の子も 通じなかったらしく 怪訝そうな顔をして 僕の顔を見つめる
カウンターのウィンザチェアが さっきから座っていた男が 急に引っくり返り 吃驚するじゃないか


それでなくったって 神経は苛立ってるのに 何故来ない何故来ない コーヒーは冷えるばかり
あれから1時間2時間 待っても現れない それでも待ち続ける 向かいの子も待っているから
カウンターのマスターも 怪訝そうな顔をしだして 僕と向かいの子を ジロジロ見つめ出す
お店は混んでいるのに ボックスを独り占めしてるから 何だか居づらくなって 出ようかなと思ったら
親切なウェイトレスが 同じ待っているのなら 「御一緒の席で お待ちになっては」と言う


いくらお店が混んでいるからって 見ず知らずの人と座るのは何かと都合が悪い 「でもいいですよ」
こんな処見られたら 誤解されるだろう だけどスリルがあるし 第一君より可愛い
お互い下を向いて ちょっと白けるけれど こんな時僕は 一人前に人見知りする
赤いミニのスカートと パッチ付きのジャケットが バッチリ決まっている 何かと観察をする
それから1時間待っても 君は現れない 彼女も待ち続けて お尻が痛いらしい


もしかすると聞き違いで 場所を間違えたのでは それでも待ち続ける かたくなに待ち続ける
カウンターのウィンザーチェアーが さっきと同じ男が 急にひっくり返り 吃驚するじゃないか
仕舞いに壊しちゃって 本当に人騒がせだ それでも僕は 相変わらず待ち続ける
僕達の休みの日は 日曜以外ないのだから 来れないなら来れない 理由を述べるべきである
それでも待ち続ける 僕は信じてる 君はきっと来るだろう いつまでも待ち続ける






循環コードの定番。

さて後半はどうなるのでしょうか、ちょっと抜粋。


 それからというものは 話がどんどん弾み
馴れ馴れしく肩に手を掛け ホットお代わり
 お幾つですかと聞くと 睨み付けられるので
お砂糖はと聞くと 二つと答える ホッ
 僕はブラックですよと 気取ってみせたけど
さり気無く飲んでみて やっぱり味気ねぇや
 君には悪い気がする 君が来ないから悪い
僕が悪い気もする やっぱり君が来ないから悪い
 今からでも遅くない 君が来てくれれば
映画もまだ観に行ける エイリアンが観に行ける

登場人物はもう出てきません。
たいしたオチではないので、勘のいい人は分かるかなぁ。

作った時はエイリアンではなく、たしかゴッドファーザーだった。







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